本年度の学校努力目標の紹介
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1 教育目標

  真理と正義を愛し、個人の価値を尊び、勤労と責任を重んじ、平和な国家及び社会の 形成者としての自主的精神に充ちた、心身ともに明るく健康にして教養と情操豊かな児 童を育成する。

 

○ 明るく健康な子ども

○ よく考え、進んでやり抜く子ども

○ 力を合わせて働く子ども

 

 

2 本年度学校教育の努力点とその推進計画

  (1) 努力点の主題

親しもう!深めよう!広げよう!ことばの世界

〜 本に親しみ、思いを深める緑っ子 〜

(2) 研究テーマ設定の理由

子どもの読書活動は、言葉に親しみ、感性を磨き、表現力を高め、人生を豊かにする上で、欠かすことができない。読書をする習慣を身に付けることができれば、本を通して表現方法や考えを豊かにし、自分の気持ちや考えを伝えることができるようになる。

しかし、読書離れという言葉が昨今、新聞やニュースなどで聞かれるようになった。インターネットをはじめとする情報メディアの発達により生活環境が変化し、読書離れが進んでいる。平成28年度に名古屋市立小・中・高校生を対象に実施された読書実態調査においては、小学生で9.1%、中学生で24.5%、高校生で58.4%の児童生徒が一か月に一冊も本を読まず、読書よりも楽しいことがあり、それらに時間を費やしていることが指摘されている。

そこで、「親しもう!深めよう!広げよう!ことばの世界」を努力点のテーマとして、昨年度は、子どもがたくさんの本と出会い、読書の楽しさを味わうことができるように、実践に取り組んだ。各学年で、育てたい子ども像を設定し、読書環境を整備し、日常実践・授業実践を行った結果、子どもが本に興味をもち、読書量を増やすことができた。

しかし、読書量を増やすことはできたものの、教師が設定した場面以外で主体的に読書活動に取り組むまで活動を広げることはできなかった。主体的に読書活動に取り組むことができれば、自ら様々な本に出会う機会を得ることができるようになる。また、昨年度の実践において、同じ物語を読んだ子どもが、人によって感じ方や捉え方が様々であることに気付く場面があった。主体的に読書活動に取り組み、様々な感じ方・捉え方に気付くことで、子どもが自ら感性を磨き、物語への思いを深めることができる。

そこで、子どもにたくさんの本と出会わせ、本に興味をもたせる活動を、主体的な読書活動に繋げ、また、人によって感じ方や捉え方が多様であることに気付かせることで、自分の感じ方や捉え方、思いを深めさせていきたい。

本年度は、「親しもう!深めよう!広げよう!ことばの世界」というテーマに継続して取り組み、たくさんの本と出会い、読書の楽しさを味わわせた上で、感じ方・捉え方の多様性に気付かせ、思いを深めることに重点を置き、実践に取り組んでいきたい。

 

(3) 研究の内容

「本に親しみ、思いを深めるとは・・・」

 「本に親しむ」とは、本を読む楽しさやおもしろさに気付き、進んでたくさんの本を読もうとすることであり、「思いを深める」とは、他と交流することで、同じ本を読んでも多様な捉え方や感じ方があることに気付き、自分が今まで気付かなかった捉え方や感じ方を取り入れることで、物語への思いを深めていくことである。

    ○ 国語タイムや読書タイムでの本の読み聞かせ

     ○ 家庭での読書の推奨

     ○ 本を紹介するポップやカードなど、読書を奨励する掲示物の作成・掲示・活用

    ○ 同じ物語を題材に感想を交流する授業実践

    ○ 感じ方・捉え方の多様性に焦点を当てた授業実践

 

 (4) 研究の方法

@ 児童の意識の実態や変容の調査

読書の習慣や読書量、図書室の利用状況などを聞き取る。学年部会でアンケートについて検討し、意識調査を実践前、実践後に行い、結果を分析・検証する。

     A 授業実践

ア 一人一授業(公開授業)

      各学級担任は、年1回授業を公開し、指導方法や手だての有効性について学び合う。各部会で事後検討会を行い、成果と課題を共有する。ただし、何人かの事後検討会をまとめて行うなど、推進委員が会の運営を工夫する。

     イ 授業研究会

      全体での授業研究は、年2回(1学期と2学期)実施する。事前の指導案検討会、授業観察、事後の授業検討会を含めて、全職員が参加する。

B 日常実践の取り組み方

国語タイム、読書タイム、図書室を利用する時間を計画的に位置づける。

学期に一回、親子読書に取り組む。

C 保護者への情報公開

各学級とも6月に努力点の授業を授業参観で公開し、学校努力点の取り組みを保護者に知らせる。

また、学校だよりや各学年の学年だより、ホームページ等に努力点の取り組み(授業の様子や図書室利用の様子など)を掲載する。

※ 学年だよりには、学期に1回は努力点の取り組みを掲載するようにする。

 

 (5) その他

    ○ 実践の記録と研究の成果・課題についてまとめ、「みどりの教育」を発行する。

   ○ 努力点推進委員会は随時行う。

 

 

  (6) 研究の組織

 

推進委員会

 

 

全体会

 

学年部会

 

校 長

 

校長、教頭、

教務、

努力点推進委員

図書主任

 

全職員

 

○低学年部会(1・2年・特別支援)

○中学年部会(3・4年・安藤・蟹江)

○高学年部会(5・6年・服部)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教 頭

 

 

 

 

 

・ 各学年より推進委員を1名選出する。

・ 学年部会では、事後検討会の話し合いを

アンケート・親子読書部会

 

◯努力点推進委員

  行う。

・ 推進委員会は、全体での授業研究の内容について事前・事後検討会の運営を行う。

・ アンケート・親子読書部会は、意識調査の内容や親子読書の取り組み方を検討する。

 

  (7) 年間計画

実施時期

活 動 内 容

4月

・テーマ設定、推進計画作成

・研究推進のための組織づくり

5月

・児童の実態把握、意識調査の実施

・実践内容、方法の検討  

6月

・授業参観  ・授業実践  

・授業研究会T・親子読書T 

7月

・授業実践  ・前期の研究成果と課題の検証   

・親子読書T

8月

・中間報告会 

・2学期の授業研究の検討、準備・研修への参加、教材研究

9月

・授業実践  ・授業研究会U

10月

・授業実践

11月

・授業実践   ・親子読書U

12月

・意識調査の実施  ・後期の研究成果と課題の検証 

・親子読書U  ・研究のまとめ

*1月 

・最終報告会

2月

・次年度の研究計画

3月

・テーマ設定、推進計画作成  

・研究推進のための組織づくり

 






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